と、目の前に4人の者が立ち塞がった。
 如何みても優等生には見えない格好だ。

 「おいてめえら税金の納め時だ!
  大人しく四天王の座を明け渡せば良し!
  さもなければ痛い目にあってもらうぜ!?」

 「また何かけったいな奴等が来たな。
  ったか年貢の納め時だろ、現代版にアレンジするな。」

 「う、うるせー!やるのかやらねーのか!?」

 「元々四天王なんか名乗った覚えは無いんだがな・・・。
  ・・・・・・・・・誰がやる?」

 「なっ!?
  なめてんのかてめえら全員で――――――

 「五月蝿えよ。」

 「うっ!」

 柊の睨みに敵はたじろぐ。

 「じゃああたしが行くー!」

 榎原が一歩前に出る。

 「能力は使うな?死人が出るぞ。」

 「分かってるよー。」

 「まずは南茅部 榎原か・・・!」

 「んーん、違うよ?」

 「何?」

 「あんたら何か、能力使ってないあたし一人で十分だって言ってんの。
  ほっれほれ、掛かって来なさい。」

 「なめやがって!!」