「一体・・・・・・何なんだ此れはって意味さあね・・・。」

 「ああ、御免御免。」

 少女は『って意味さあね』に向き直った。

 「邪魔者は排除したし、話の続きといこうか。」

 「排除・・・・・・、彼は君を助けに来たのでは無いのかって意味さあね?」

 「知らないよ。
  誰だろうと私を子供扱いは許せない。」

 「そうかって意味さあね・・・・・・KILL。」

 壁を壊し頭を掻きながら、吹き飛ばされた大男が戻って来た。

 「スまねえアニキ。」

 「別に良いって意味さあね。
  さあ、さっさとその女を消してしまおうって意味さあね。」

 「おおっ!!」

 大男は再び無刃斧を構え、少女は本を開いた。

 「ウラみツラみはイッサイネえが、アニキのレイだ。
  オイノチチョウダイ!!」

 その巨躯に似合わぬ素早さで一瞬で間合いを詰め、無刃斧を振り回す。

 「おおおおおおおおおお!!」

 「魔力魔法――――――



 ガキィッ!!!



 「!「!「?」」」

 無刃斧が少女の寸前で止められている。

 その無刃斧は・・・・・・、男の指が突き刺さり貫通していた。

 「何しやがんだてめえはっ!?」

 「?・・・・・・??!?」