「うん、じゃあ時間もやばいしもう行――――――



 ・・・パラ・・・パラパラ・・・・・・



 雷太達の傍の壁の上から少量の砂が落ちてきた。
 二人にはかかっていないが流石にびっくりする。

 「な、なんだあ?」

 「砂ですね。」

 「それは分かってるよ。俺が言いたいのは何で砂が――――――



 ・・・パラパラ・・・ガラガラッ・・・・・・



 今度は砂に混じり壁の小破片まで落ちてきた。

 「・・・ま、また?」

 雷太は壁の上を見上げた。
 そこには想像を絶する生物(?)がいた・・・・・・。

 「一体何故・・・?
  ってゔわ゙―――!!!!?わ――!!!!!?」

 牛魔王だ!

 《小猿・・・・・・終わったな・・・。》

 「はぁい、雷太さん

 牛魔王はにたぁ〜っと笑い言う。

 「は、はい・・・。」

 「こぉんなところにいたんですねぇ〜?」

 「・・・・・・い、いえ・・・。」

 すると牛魔王は壁から飛び降り、雷太へと歩み寄ってきた。