「わかりました。・・・・・・あと、あの、最後に聞きたい事があるんですけど・・・・・・。」

 「?なんですか?」

 雷太が不思議そうに聞いた。

 「・・・そんなに長いお付き合いなんですか?なんかいいですよね、そういうの。」

 氷雨はにっこり笑って言った。

 「・・・・・・(かわいい・・・。)・・・。
  ・・・!・・・ああ、それなんですけどね〜。ちょっとおかしいんですよ・・・・・・。
  俺、15の時初めてクロに会ったからまだ4年なんです。・・・・・・・・・これって長いですかね?」

 「・・・確かに・・・・・・短いですね・・・。」

 「ですよね・・・。・・・・・・クロのやつ働きすぎでボケたのかな?」

 2人は首をかしげた。

 「・・・・・・・・・ま、まあ、それは後でクロさんに聞いておきますね。
  ・・・・・・では、私は仕事がありますので失礼します。」

 「あ、ありがとうございました。」



 雷太は再び食卓を整えた。

 「さて、食うか、氷雨さんの手料理。」

 雷太は重箱をカパッと開けた。

 「うわ〜マジきれいに盛り付けてある。食べるのもったいないくらいだ・・・。
  ・・・・・・・・・よし、ピザは後で食おう。たぶん腐らんだろうな。」



 30分後、雷太は完食した。

 「・・・う、うまかった・・・。(感涙)・・・・・・我が人生に悔い無し。」