「組織単位では駄目でも個人活動は大丈夫なんだよ。
特にあいつははりきっていたからな。・・・・・・俺も少しはやってたんだぜ。」
「・・・くっ・・・あの野朗・・・。・・・・・・!・・・クロも?」
「ああ、・・・・・・千人ぐらい斬ったな。」
「おいっ!!」
《・・・・・・3年で千人・・・・・・・・・。》
「1年333人斬りペースかよ!?
一日一斬・・・・・・。・・・いくらなんでもやりすぎだろ!?」
「心配すんな。殆ど果たし状を受けただけだ。」
「こ、断ればいいじゃん・・・。」
「俺はそういうのは受ける主義だ。
・・・さて、もう懸賞金関係の話はいいだろ。・・・・・・他に何か聞きたい事はあるか?」
雷太は考えた。
「いや、・・・もうないかな。」
「そうか・・・なら氷雨を呼ぶから応接間No.7に行け。
ヴァンと新太郎がいるはずだ。」
「えっ!?来てるの?」
「ああ、呼んでおいた。」
「へぇ〜〜。ヴァンさんと・・・・・・しんたろうくんねえ・・・・・・。(ふふふ・・・。)」
雷太はすごく悪い顔になった。
《旦那、元からですぜ。》
「やかましいっ!」
クロは無視して机の端上にあるボタンを押した。
ブー
《3分後、ラーメン完成!》 注:意味不明。
3分後、氷雨が来た。
「呼びました?」
雷太は思わず目をそらした。
「・・・・・・。(やっぱりかわいい・・・。)」
「ああ、こいつを応接間No.7まで連れて行ってくれ。」
「はい、分かりました。」
「?・・・クロは?」
雷太が聞いた。
「俺もすぐ行く。先に行っておくといい。」
「じゃあ、行きましょうか雷太さん。」
「!あっ、は、はいっ!」
雷太の顔が紅潮する。
それをクロは見逃さなかった。
「・・・・・・。(・・・・・・ほう・・・。)」
やがて2人は部屋を出て行った。
