「あとの二人もかなり怪しいな。」

 「と、言う事は・・・・・・私を入れて6人かあ・・・。
  じゃあ・・・・・・しょうがないわね、行くわ。」

 「よっしゃ!早速ウォルフに伝えておくよ。
  ・・・・・・・・・あ、そうだ。新太郎も来るから。」

 「新太郎って・・・・・・あなたのとこの副総長だっけ?」

 ミルフィは不思議そうな顔をした。
 どう考えても封印の戦力追加ではない。

 「ああ、この前話したらさ〜・・・・・・。」



 「マジで!?『ルーン・シエイア』行くのか?
  頼む!俺も連れて行ってくれ!!」

 「はあ!?何でだよ?」

 「一度行ってみたかったんだよ〜。
  でも、機会なくてな〜。・・・頼む!!」

 雷太は困惑した。
 あの新太郎が雷太に手を合わせるなんて珍しい事この上ない。

 「しょ、しょうがねえなあ・・・・・・。」

 「マジで!?やったー!!!」

 新太郎はガッツポーズした。

 「・・・・・・。(そんなに行きたいのか?こいつ?)」

 《出番が欲しかったんじゃねーの?》

 「てめっ!ユウ!ち、違うぞ!?」

 《お前、第11話からずっと出てないじゃん。》

 「!!!!!!!!」

 「し、新太郎!!しっかりしろー!?」

 《しまった!核心突いちまった!!》



 「・・・・・・ってな事があってな。」