「・・・・・・で、どうする?」

 「そうねえ・・・・・・。」

 雷太が聞き、ミルフィが返した。

 ここは『某超有名ハンバーガーショップ』の休憩室。

 仕事が終わり帰るところで、
 今は雷太とミルフィ二人だけだ。

 話しているのはもちろん例の件、
 『C・K』の封印だ。

 「他に誰が来るのよ?」

 ミルフィが雷太に聞いた。

 「そうだな・・・・・・。
  俺、ウォルフ、シーバスは確定だろ?
  『鉄姫』と『与神』も多分来てくれるな・・・・・・。
  ・・・・・・・・・今のところはそれぐらいか?」

 「あら、『憑剣』は?」

 「フロルは所在がつかめねーんだ・・・。
  ・・・・・・第一次会ったら俺達戦闘だぜ?」

 フロンディア・セレスティアル。
 第一級魔導士No.2。そして通称『憑剣』。
 雷太と同じヤイバ島出身で、更なる強さを御互いに約束し旅立った者だ。

 「そうねえ・・・あ、『拳帝』さんは?」

 「あ、あの人は無理だろ〜・・・・・・。
  ってかあの人魔法使えねーじゃん!?」

 「そ、そうね・・・・・・。」

 《魔法使えねーのに第一級魔導士?》

 「魔力の量的には多分零魔導士越えるんだろうけど・・・・・・。
  ぜってー魔力の制御とかできねーしなあ・・・。」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 二人は顔を見合わせげんなりした表情を見せた。