ようやくお昼になり、二人は帰る準備をする。

 「ああ疲れた!やってらんないわ馬鹿男共!」

 ミルフィはどかっと椅子に座った。

 「ま、まあモテるって事じゃん・・・。」

 「でも私彼氏いるし、ああいうのはウザいのよ!」

 「・・・・・・・・・・・・。
  そういえばさ、シーバス達来た?」

 雷太は例の話をした。
 実は彼女、ミルフィ・アウターは雷太と同じ第一級魔導士なのだ。

 「ええ、来たわよ。
  黒焦げ肉塊状態のウォルフさんを連れて。」

 「げ・・・・・・・・・・・・。」

 《な、何があの後・・・・・・。》

 「ああ、『C・Kの封印』ね〜・・・。どうしようかしら・・・。」

 「ん〜、出来れば参加して欲しいけどなあ。
  魔力は多いほうが良いし。」

 「そうだけど、こっちも色々・・・。
  ああもう!ほんとムカつくのよ『クライヴ・キーファー』のやつ!!」

 「ま、まあまあ・・・。」

 雷太は慌ててミルフィをなだめた。

 「・・・とりあえず、考えておくわ。
  もう少し時間あるし。」

 「うん!・・・じゃあ、俺調べものあるからもう行くよ。」

 「あら?図書館に行くの?
  それなら私と一緒の道だけど?」

 「いや、今日はクロの家に行くんだ。
  図書館に寄贈していない本がまだあるらしくて。
  図書館には今度行くよ。」

 「そう、じゃあまた今度ね。」

 「ああ、じゃあ。」

 二人は『某超有名ハンバーガーショップ』を出て分かれた。



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