忘れていた・・・。
雷太は心の中で毒づいた。
彼女は若者をからかう事が大好きだ。
3年前も数え切れない程からかわれていた・・・・・・。
「雷太、聞きな!」
「え!?・・・・・・ああ。」
突然真面目な顔になったアズキに驚き、
雷太はたった今のからかいも吹き飛び座りなおした。
「・・・・・・・・・・・・ば〜かっ!」
雷太は椅子からずり落ちそうになった。
そうだ・・・・・・こんな人だった。・・・人じゃないけど。
《・・・・・・・・・・・・ば〜かっ!》
「お前は黙れ!!」
「さっきから見えるこのテロップ、ユウとかいったっけ?
あんたなかなかいい性格してるじゃないか?」
アズキはユウに話しかけた。
《いやいや、アズキさんには敵わねえよ。》
「言うね。気に入ったよ。」
雷太はたじろぐ。
「ま・・・・・・、まさか・・・。」
「《・・・・・・・・・雷太!!》」
アズキとユウは同時に言った。
「げげっ!?・・・・・・・・・はい?」
「《・・・・・・・・・・・・ば〜かっ!》」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
今ここに、最悪のコンビが誕生した。
《良いですね、今度『新太郎』でも呼びますか。》
「お、良いね。ジェットストリームアタックってやつかい?」
「・・・・・・勘弁して下さい・・・。」
雷太は、コーヒーを変える為に立ち上がった。
男は歩く。
歩くはメリーストリート。
金髪の、若い男。
手にはIFPの羽織。
行く先は、『某超有名ハンバーガーショップ』。
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