雷太は考えた。

 「・・・・・・・・・・・・解けるまでどのくらいだ?」

 「・・・約、1ヶ月といったところです。」

 シーバスが冷静に答える。

 「・・・・・・・・・・・・。」

 雷太は再び考える。本当なら行きたくないのだが、どうやらそうもいかないらしい。

 「・・・・・・・・・わかった、行くよ。」

 「本当ですか!?」

 ウォルフが嬉しそうに言った。

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 シーバスも珍しく、ほっとした表情を見せる。

 「ただし!行くのは任務が終わった後だ。
  どうしても外せない任務なんでな。・・・・・・それでいいだろ?」

 「はい!ありがとうございます!」

 「・・・ありがとうございます。」

 「いや、いいけど・・・・・・。・・・・・・!」

 雷太は部屋の壁掛け時計を見た。時刻は既に、午前11時を指している。