「ん?客か?」

 一瞬クロかと思ったがクロならまず電話をよこす筈だ。

 時雨もいないので雷太は自分で玄関へ向かった。

 「は〜い。」

 扉を開けると・・・。

 「初めまして。
  ブラックメン副総長の龍 雷太だな?」



 ガチャン



 雷太は扉を閉めた。

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」



 ♪ピンポン♪



 雷太は再び扉を開ける。

 「いきなり御挨拶だな。
  尤も、仕方の無い事かもしれないが。」

 間違い無い、見間違うはずも無い。

 「な、なんであんたがここに・・・。
  IFP陸軍部大佐:レディン・パラフィス!?」

 「如何にも。」