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黒き壁に紅き文字が書き尽くされた部屋。
その中に椅子に座った男が本を読んでいた。
非常に穏やかに、六芒星やら十字架等が表紙に描かれた本を捲っている。
その落ち着いた態度と雰囲気はまるで聖人君子の様だ。
と、その部屋の扉が静かにノックされた。
「・・・・・・入ってくれ給え。」
男はなお本を読みながら、穏やかに言う。
「シツレイします。」
入ってきたのは異形の者だ。
人間の形態はしているが、頭が異常に大きく本を持っている。
その紫色の体や長く伸びた爪からも、彼が魔族である事は目に見えて然りだ。
「やあ、分基地長。」
「コンニチワ、Mr.Sydow。
・・・・・・・・・・・・コれは・・・。」
分基地長と呼ばれた魔族は部屋全体を見回す。
黒い部屋は要求されたが、まるで血で書いた様な文字がびっしりとある様に絶句したらしい。
「好き勝手にして良いと言われたのでね。
私の好みに改装させて貰ったよ。
・・・・・・・・・問題があったかい?」
「・・・・・・イえ。
ソのゴヨウスだとジュウブンクツロいでイタダいているヨウですね。」
「ああ、存分にね。」
「ソのホンは?」
「所謂、聖書ってやつかな?」
「セイショ?ナンですソれは?」
「人間が有難がる様な不思議な御話が色々と書かれた本さ。
旅行中に見つけてね、わざわざ拾って来たんだ。」
「オモシロいので?」
「面白くはないが笑えるね実に。
最早滑稽過ぎて笑えないを通り越して大笑い出来る。
読んでみるかい?腹筋の保障はしないが。」