「ん〜・・・・・・・・・。」

 「頑張れ!頑張れ!!」

 「青髪の・・・・・・男・・・?」

 青髪の男が薄っすらとだが見える。

 「やっと見えたか・・・。」

 「困るわよお客さん、能力使って話しかけられても。」

 「使ってない!?使ってないぞ私は!?」

 「・・・・・・え?じゃあ天然?何その存在感のなさ。」

 「ひ、酷い・・・!?
  て、店長を呼べ店長を!?」

 「石田さんは出てきませんよ。
  働かない事で有名な人ですから。」

 「何だと・・・・・・?」

 「どうしたの?呼んだ?」

 「あ、出てきた!?」

 「奇跡!?今日は雨だわ!?」

 石田は殆ど表に表れません。

 《何なんだこの店長・・・。》

 「君が店長か、一体彼等にどういう教育を――――――

 「どうかした?誰かいるの?」

 「お、おい!?君もか!?」

 「お客さん、声が聞こえませんよ?」

 「な、何だと!?」

 「何かフォントで消されてるわよ?」

 「メタるな!?
  おい店長!?私は此処だぞ!?」

 「声は聞こえるけど姿が見えない。」

 「畜生!『くろ』に言われて店に入った結果が此れだよ!?
  もう良いからクラブハウスサンドセット2人前くれ!?」


 「お客さん、また消えてます。」

 「何なんだよもう!」