「行くぞ光魔、家まで送ってやる。」

 「うん、分かった。またね。」

 「ああ。」

 「またな。」



 「あら、新太郎さん。」

 「げえええ!?しししシルフィーユさん!?」

 「私はシシシシルフィーユではなくシルフィーユですよ?
  貴方の腕は完治しましたが、何か不具合があれば言って下さいね?
  レヴ・トーアから飛んで来ますので。」

 シルフィーユはにこやかに言った。
 ここだけを見るととても魅力的な女性なのだが・・・。

 「は・・・、はい!」

 新太郎は震え、雷太は念仏を唱えている。

 「新太郎殿、気に召されるでない。」

 彼女が行った後十番隊副総長のセリマン・アカマルが言った。

 「アカマルさん・・・。」

 「彼女も命までは取りはせぬであろう・・・。」

 「当たり前だ!?何言ってんすか!?」



 やがて全員が帰り二人は息をついた。

 「疲れた・・・・・・。」

 「ああ、何かかっ飛ばした気分だ・・・。」

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