第137話 “黒剣幹部事情Ver.3”


 クロの話は此の様なものだった。

 「今後戦争が激化する。
  何時何時連絡しても来れる態勢を整える様に。」

 「お子様の学級会じゃねえんだ。
  やっぱり大した用事じゃねえじゃねえか。」

 ブレイドが周り構わず愚痴を言ったがクロは流した。

 《本当にこの人クロ嫌いなんだな・・・。》

 やがてブレイド以外が返事をし、解散した。

 皆其々の場へと帰っていく。

 現代は科学が発展し、離れた大陸でも短時間で行けるので有難い。

 雷太達は副総長な上此処に住んでいるので出口で送り挨拶をする。

 「お疲れ修ちゃん、また近くでな。」

 「ええ、お疲れ様です。」

 三番隊副隊長の柿谷 修司は頭を下げた。
 彼はエクセス街立中学校の保健室員だ。



 「またな、近い内遊びに来るぜ。」

 ブレイドが雷太達に声を掛けた。

 「あの野郎を斬りに来るついでにな。」

 「うわ、ま、またな。」

 「もうレイちゃんそんな事言って!」

 そう言う光魔も笑っている。