「ただ問題は・・・・・・伝説だな。」

 「やつ等は何かしら伝説を持った者の集まりですからね・・・。
  故に個々のみで十分宝を守っていける・・・。」

 「まあそんな事言うても仕方ないやん?
  輝夜姫や竜宮之姫、桃太郎や斬り裂きジャックが出て来ても、
  おかしくない組織なんやからなあ。」

 人事な為かギンは楽観的なようだ。

 「まあ実在するかはどうかとして、
  確かにそいつらが出て来てもおかしくはないな。」

 『秘宝を得るには命を』
 それがエンシエントレジェンズの標語。
 なめて掛かるとまず生きて帰れない。

 「・・・・・・まあ、良い。
  最初はそこにする。」

 クロが断言した。
 皆の顔が引き締まる。
 組織に入っている時点で、いつ死んでもおかしくはないのだ。

 「皆聞け。
  早速明日にでも行きたい所だが色々と手続きがいる。
  あと10日だけ俺に時間をくれ。
  10日後・・・・・・・・・出撃だ。」

 「ああ!」

 「はい!」

 「は〜い♪」

 皆がそれぞれ返事をした。

 「ヴァンには俺から連絡しておく。
  身の回りの整理をしていてくれ。」

 皆は再び返事をした。
 近い内・・・・・・組織同士の戦争が起こる。



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