「しかしお前も無茶するよな・・・。」

 「あら?雷太じゃない、いたの?」

 入り口へ歩いてきた雷太を三人は見た。
 ※ちなみに『いたの?』は嫌味ではない。

 「仲間達を止めてたの誰だと思ってんだ?」

 「そう、お疲れ様。」

 「ところで、何しに来たんだ光魔連れて。
  あ、光魔久し振り。」

 「お久し振りです!」

 薄紫色の髪の少女が礼儀正しくお辞儀をした。



 彼女の名は『嶺雲 光魔』。
 薄紫の髪をした、15歳の少女だ。
 雷太やミルフィと同じ某超有名ハンバーガーショップ店員に勤めており、
 最近は都合で休んでいたがまた出勤しているらしい。
 専用の銃を使う事で魔法を使用する事が出来、
 第二級魔導士の資格を彼女は持っている。
 ただ、普段の明るく無邪気な様子を見るとそう思えないのだが。



 《此の世界はやる気と礼節等があれば若くても働けるぜ!》

 黙れウザ太郎。

 《!??》

 「この子に魔法の本を読ませてあげようと思ったのよ。
  ほら、『超高等魔法』の本は第一級魔導士の
  階級を得るか許可がないと読めないでしょ?」

 「ああ、なるほど。
  勉強熱心だな光魔は。」

 「えへへ・・・。」

 頭を撫でられて光魔は可愛らしく照れた。

 黙れウザ太郎。

 《いや何も言ってねーよ!?
  ってか今週これで終わり!?マジで!?》



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