氷雨がクロの部屋に入ってきた。ちなみにクロはまだ書類を書いていて、部屋のあちこちに書類の山がある。

 「・・・・・・あの、クロさん・・・。」

 「・・・・・・・・・どうした?」

 「・・・ちょっと聞きたい事があるんですが・・・・・・。」

 「なんだ?」

 クロは顔を上げた。流石にペンは止まらないが、目はしっかりと氷雨に向けられている。

 「・・・少し・・・聞きにくいんですけど・・・。」

 「・・・・・・なんでも言ってみろ。答えてやるから。」

 氷雨は顔を赤らめた。

 「・・・・・・あの、クロさん・・・・・・ボケたんですか?」

 「・・・・・・・・・・・・・・・は?」

 《ええ――――!?そっちを聞くの――――――!??》









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