「馬鹿な・・・!?・・・いつの間に?」

 「『いつでもいいぜ?』と言ったので
  言い終わった瞬間に斬らせてもらった。
  鎧の仕様に問題は無いはずだ。」

 「すげえ・・・・・・。」

 雷太はぽか〜んと見ている。

 まったくもって見えなかった。
 それ程の早業、余りにも早すぎる居合い。

 「これが・・・・・・、
  ・・・・・・史上最強の剣士・・・。」

 しかもファントムは刀に手を全く手を掛けていなかったのだ。

 「・・・・・・・・・・・・!?
  あ、あれ・・・!?空間が!??」

 雷太の周りの空間が再びゆがみ始めた。

 「う〜ん、いいところなのになあ。」

 やがて再び時間と空間を移動したようだ。

 「さて、次は一体どのぐらい・・・・・・・・・!!!」

 雷太ははっとした。

 二人の男が・・・・・・向かい合っている。

 構えられた刀・・・。

 集中された凄まじき魔力・・・。







 魔王オリシオンVS.剣士ファントム







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