「はっ!!?」

 ヨーフは飛び起きた。
 勢いで思わず屋根から落ちそうになる。

 「気絶・・・・・・していただか・・・?」

 どうやらそのようだ。

 あの黒尽くめ半サングラスの男はいない。
 もう夕方でシラケ鳥が鳴いている。

 「はあ・・・・・・、逃しちまったべ・・・。」

 ため息をついて屋根を降りる。
 と、何かに気が付いたようだ。

 「何だべ?ポケットに何かが・・・・・・!!!?
  ・・・・・・さ、ささ、ささささ三百万・・・!!???!!??」

 彼のポケットには、三百万Rが入っていた。







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