「・・・・・・あ、すいませんドミノピザさんですか。
  バナナピザのLサイズ2つお願いします。
  ん?・・・お飲み物?・・・え〜っと、・・・じゃあバナナミルクセーキで。あ、あとバナナアイス付けて下さい。
  名前は龍 雷太。住所は作者がめんどいって言うので言いません。・・・じゃ、お願いします。」

 《めんどいって・・・・・・お前・・・・・・。》



 30分後、玄関のチャイムが鳴った。

 《・・・・・・なんで届くんだよ・・・。》

 「は〜い。」

 玄関を開けるとそこには、ピザの箱を片手に制服を着た青年が立っていた。

 「こんにちは、ドミノピザです。ご注文の品4点お持ちしました。4000Rになります。」

 「あ、はい4000Rね。・・・・・・はい。」

 「ありがとうございました。・・・・・・あと・・・あの・・・・・・。」

 青年は少し言いにくそうに口ごもった。

 「ん?何?」

 「あの・・・『ブラックメン』副総長の龍 雷太さんですよね!?サイン下さい!!」

 「え?・・・ああサインね、いいよ。(俺も有名になったもんだ・・・。(感涙))」

 「・・・・・・。(・・・う、うわ〜、この人泣きながらサイン書いてる・・・・・・。)」

 「・・・(サラサラ)・・・え〜っと名前は・・・キング君ね。・・・かっこいい名前だね〜。」

 彼は驚愕した。

 「ええっ!なんで僕の名前分かったんですか!?・・・もしかして・・・・・・魔法?」

 「いや・・・・・・その・・・ネームプレート・・・。」

 「あ・・・そうですか。(な〜んだ。)・・・・・・それじゃあ、ありがとうございました。」

 キングは礼をして去っていった。



 ・・・少しして・・・。



 雷太は食卓を整えた。

 木製のテーブルの上には、熱々のピザなど、先程キングが持ってきたものが並んでいる。

 「・・・さて、じゃあ食うか!
  ・・・・・・いただきま〜――――――



 ♪ピーンポーン♪



 突然、玄関のチャイムが鳴った。

 「!?はがっ!?・・・熱っ!」

 動きを急に止めたピザを持つ雷太の手に、ピザからはみ出たチーズが付いた。そりゃ熱い。

 《あ〜、これよくあるんだよね〜。》

 「・・・ったく、誰だよ?・・・・・・は〜い。」

 雷太はピザを置いて、玄関へと歩いて行った。



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