「あ〜・・・、やっぱちょっと待ってくれ。」

 「あれれ?」

 レインはちょいと肩透かしを受けたように傾いた。
 クロは額に手を当てている。

 「どうした?クロ。」

 「あいつら・・・・・・どこ行った?」

 「・・・・・・え?」

 皆は周りを見回した。
 ・・・ヴァン、デューク、霞・・・。
 バカ三人組が忽然と消えている。

 「あ、あいつら・・・いつの間に・・・・・・。」

 D・Jは扉を見て呆れた声を出した。
 中途半端に少し扉が開いている。

 「・・・・・・連れて来る。」

 クロは煙草片手に出て行った。

 「バカ三人組・・・・・・死んだな。」

 「いや死なないでしょ!?何言ってんのD・Jさん!?」

 「雷太、世の中にはどうしようも無い事もあるんだぜ?」

 「いや・・・・・・この場面でそれを語られても・・・。」

 《・・・・・・(-∧-;) ナムー・・・。》

 「お前もか!?」



 ここは近くの廊下。
 ここにバカ三人組はいるのだろうか?

 「・・・・・・シュバッ!」

 「・・・・・・シュビビビッ!」

 「・・・・・・シュバンビバッ!」

 《・・・・・・く、口で言ってる―――!??何だ最後の擬音!?》