「ま、まあ爆発なんてするわけもないし、
  とりあえず蓋を押してみよう、ポチっとな。」



 シ〜ン・ ・ ・



 「やっぱ何もないか・・・。」

 「そうみたいだねえ・・・。」

 そう言ったデュークその他面々は書斎の端やら机の陰に隠れている。

 「な、何故隠れてるんですか・・・。」

 「爆発したら痛いじゃんか〜。」

 「そうよぅ、爆発怖い〜☆」

 「い、いやするわけ無いし・・・。」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 と、椅子に座って書類を纏めていたクロが溜息をついた。

 「お前な・・・普通擦るだろランプは・・・。
  ランプを押すとか聞いた事が無いぞ?」

 「そ、そうかな・・・。じゃあ擦ってみよう。」

 「そ、総員退避!」

 D・Jの声に皆一斉に隠れた。

 「い、いや・・・爆発とかしないですって・・・。」

 と、言いながら雷太はランプをこする。



 ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ・・・



 シ〜ン・ ・ ・



 「・・・・・・・・・やっぱり何もないただのランプ――――――



 シュ〜・ ・ ・



 「!?・・・・・・う、うわ!??」



 ドカーン!!!



 《・・・・・・・・・爆発した――――――!??》



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