「・・・あいたたた・・・。やっと解かれた・・・。」

 新太郎が雷太に駆け寄った。

 「大丈夫か?300万の雷太。」

 「ああ、なんとか・・・・・・・・・はい?」

 「本当か?300万Rの雷太。」

 「・・・なっ・・・・・・・・・!」

 「どうした?俺の4分の一以下の雷太君。(にやにや)」

 「ぐっ・・・・・・こ、この野朗・・・・・・・・・!」

 雷太は拳を握った。

 それを見て、クロが冷静に言う。

 「人の家で喧嘩するな。」

 「・・・くっ・・・・・・。(後で殺す!!!)」

 「はい♪(受けて立つぞコラ!!)」

 クロは新しい煙草に火をつけた。

 「・・・まあ、せっかく帰って来たんだ、今日はゆっくりしていけ。夕飯ぐらい用意してやる。」

 「ああ、サンキュー。」

 その後、雷太達は大いに食べ、飲み、騒ぎ、楽しみまくった。



 その帰り道。

 「・・・うう〜。・・・気持ち悪い〜〜・・・。」

 雷太は新太郎に訴えかけるように言った。

 「まったく・・・飲みすぎなんだよ。酒弱えくせによー。」

 「・・・う・・・うるせ〜・・・・・・。」

 新太郎は雷太に肩を貸して歩いている。

 「・・・・・・!!う・・・。・・・すまん、ちょっと待ってくれ・・・・・・・・・やばい・・・。」

 「まったく・・・。」

 新太郎は笑った。

 「・・・いつまでも待ってやるよ・・・。・・・なんせこちとら、3年も待ってたんだぜ。」

 「・・・・・・悪いな。」

 「いいってことよ・・・。その代わり、お前今度付き合えよ。
  3年でエクセスも結構変わったんだぜ。」

 「ああ・・・・・・。2人で行くか!」

 「おう!」



 夜が、ふけていく・・・。



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