再生中のエイジニアスに不死鳥三匹突っ込んだ。
エイジニアスは更に粉々に拡散する。
「ぐ・・・・・・が・・・・・・・!!」
何とか彼も再生しようとする。
目・・・そして口を初めとし、顔がゆっくりと形成されていく。
雷太は右腕を前に突き出した。
次第に金色に光輝いていく・・・・・・。
「て・・・め・・・・・・え・・・!」
「高等雷魔法『窒息する大雷撃(ケツァクァトル・サーフェケイト(quetzalcoatl suffocate))』!!!」
一瞬後、雷太の前に巨大な雷の塊が現われた。
それは不死鳥と似て鳥の姿をしている。
「馬鹿な・・・・・・。
何だあのエネルギー量は・・・・・・。」
雷は自然界でもかなりエネルギー量が高いと言われる現象の一つ。
その塊が一羽ばたきし、エイジニアスへと突進する。
「ちくしょう・・・・・・ちくしょおおおおおおおお!!!!」
バリッ・・・
辺りに煙が舞う。
完全に命中した。
あのエネルギー量だ、きっと倒せたはず。
雷太は膝をついて小さくガッツポーズを取った。
煙が次第に晴れていく・・・。
「・・・・・・なっ・・・!??」
雷太は驚き目を見開いた。
目の前にいるのは・・・・・・真守という女だ。
後ろに護られるようにして未だ再生中のエイジニアスが膝を突いている。
「・・・・・・そこまでよ・・・。」
無傷の真守は静かに言い放った。
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