「・・・・・・・・・行きます!」

 「・・・来い。」

 一時の静寂、風が吹き砂塵が舞う。



 二人は同時に地を蹴った。

 センは右腕を構える。

 「・・・焔拳・・・・・・煌!!」

 新太郎の拳から炎が噴き出る。

 「・・・はあああああ・・・・・・!!」

 「・・・うおおおおお・・・・・・!!」



 バキィン・・・!!



 センの右腕刀が新太郎の拳に粉々に砕かれた。

 一閃の斬り傷を残しながらも拳を振りぬいた新太郎は、
 今度は拳どころか全身が炎に包まれる。

 「・・・玄武焔舞!!」

 センは衝撃で避ける事が出来ない。

 「くっ・・・そおおおお・・・・・・!!」

 炎に包まれながらセンは倒れた。

 新太郎の拳と脚の連続攻撃で所々が砕かれている。

 「・・・・・・俺の勝ちだな。」

 「・・・・・・・・・。」

 センはため息をついて目を閉じた。