「確かに弱点がある超自然系(サーネイトラル)もあらあな。
  どうせ伝わらねーから教えてやるが、センの弱点は火や酸だ。
  だが俺には弱点は無え!!光線に弱点があるか完璧だぜ?」

 「・・・ある。」

 「無え!」

 「ある。」

 「無え!」

 「ある!!」

 「・・・・・・・・・・・・・・・じゃあやってみろよ。
  ああ実に不愉快苛々だ。今すぐぶっ殺してやる。
  ・・・・・・冷凍光線(ジェロ・レイ)!!」



  チュイン!!



 雷太は横に地を蹴って何とか避けた。
 ・・・・・・・・・更に。

 「・・・なっ!?」

 雷太がシルヴァトゥースを投げつけ、エイジニアスの首を切断した。

 ・・・・・・・・・・・・・・・が。

 「ふん・・・・・・。」

 鼻で笑うと共にエイジニアスの首が繋がっていく。

 「俺は超自然系(サーネイトラル)だぜ・・・?
  例え首を斬られようが頭が潰れようが再生する。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!?」

 首を繋げたエイジニアスの目の前には、雷太の手が突きつけられている。

 「お前の弱点その一・・・・・・再生に時間が少し掛かる事だ。
  ・・・・・・・・・そして・・・!!」

 「まさか・・・!?」

 「高等炎魔法『貫通する大火炎(フェニックス・パネトレイト(phoenix penetrate))』!!!」

 「う・・・おおおおおおおおおおおお!!!!!」



 ズドオォン!!!



 不死鳥はエイジニアスを飲み込み貫通し、やがて消えた。

 「くっ・・・・・・!」

 エイジニアスはゆっくりと再生していく・・・。

 「光線は・・・・・・それ以上のエネルギーをぶつければ拡散消滅する・・・!
  それが弱点その二。お前を倒す唯一の術だ!」

 エイジニアスの顔に青筋がはしった。

 「この野郎が・・・・・・ぶっ殺す!」



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