「やはり来ますか・・・・・・・・・。」

 センは静かに言った。

 「あなたの攻撃は効かないというのに・・・。
  いいでしょう、最期まで抵抗するのも華です・・・・・・。」

 センも構える。
 腕が再び刀状に変化する。

 二人は同時に地を蹴った。

 センの腕刀と新太郎の拳が交差する。

 互いの頬にかすり、新太郎には斬り傷が出来た。

 そのまま格闘の要領で互いの腕と足を相手に繰り出す。

 だが、流石に新太郎の方が体術に関しては上、
 接近していてリーチも関係ない故新太郎の拳と蹴りが多く入る。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・が、

 効かない。
 硬い、効いても直ぐに再生する。
 効かない故に攻撃してもセンは止まらない。

 流石の新太郎も焦ってきている。

 「くそっ・・・!」

 焦って大振りになったところを紙一重でかわされた。

 センは既に右腕を構えている。

 「・・・・・・殺りました・・・。」

 「しまっ!!」



 ドシュッ・・・!