「ぐっ・・・・・・ああああああああああああ!!!」

 シルヴァトゥースに腕ごと胸を斬られ、エイジニアスは倒れた。

 「お、俺の・・・・・・腕があああ!!」

 エイジニアスの腕は手首から吹っ飛んでいる。

 「あっ・・・・・・あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」

 雷太は冷静にシルヴァトゥースを背に差す。

 「殺す気で来たんだ・・・。文句は言えねえだろ?」

 「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙・・・俺の腕・・・!
  腕・・・腕があ・・・!腕・・・・・・・。
  俺の腕・・・・・・・・・・・・・・・・・・来い。」

 「!!」



 パリ・・・パリパリ・・・。



 雷太ははっとして吹き飛んだエイジニアスの手を見た。

 蛍光ピンク色に・・・変色している・・・。
 ・・・・・・いや、光っている!

 手は光の塊に変化し、そこらじゅうを滅茶苦茶に飛び始めた。

 「・・・・・・これはっ・・・!?」

 雷太は何とか光の塊を避ける。

 光の塊は仰向けに倒れたままのエイジニアスに突っ込んだ。



 バシュゥ!



 雷太は目を疑った。

 一瞬蛍光ピンクの光に包まれたエイジニアスには、
 全く先程と同じように手首から先が付いている・・・。

 「くっ・・・くっくっくっくっく・・・。
  能力開放・・・『光線−ヴェストアームズ−』。」

 エイジニアスはゆっくりと立ち上がった。

 「さて・・・・・・続きを戦ろうか?
  くっくっく・・・。どうした?鳩が豆鉄砲喰らったような顔しやがって。」

 「お前・・・・・・まさか・・・。」

 雷太の顔に汗が一筋流れた。



 「「・・・・・・『超自然系(サーネイトラル)』か・・・!?」」



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