「「「炎魔法『火球(ファイア・ボール(fire ball))』!!
   水魔法『水流放出(スパート・H2O(spout hydrogen2oxygen))』!!
   雷魔法『稲妻の先端(ライトア・ティプス(lightning tips))』!!」」」

 三人が一斉に魔法を放った。

 「!!」

 命中。煙が舞う。

 「・・・・・・やったか!?」

 「・・・・・・・・・くっ・・・くくくくくく・・・・・・。」

 笑うクライヴ、傷一つ無い。

 「馬鹿な・・・!?
  確かに命中したのに・・・!」

 「分かんねーかあ?
  つまり、てめえらが必死こいて集めた魔力よりも、
  俺の体から溢れ出る魔力の方が高えってこった・・・!」

 「馬鹿な・・・・・・!・・・・・・!!?
  な、なんだこの魔力は・・・!!!?」

 三人は後ずさった。
 クライヴの魔力が膨れ上がっていく。

 「抵抗は華。・・・・・・死ね。
  宇宙魔法『火星(マルス(mars))』。」

 掌から出る小さな火球。

 逃げる三人へ向かっていく。



 ズッ・・・



 断末魔をあげる暇もなく、三人はこの世から消え去った。