第4話 “氷雨=シースフィールド”


 ――――――前略――――――



 さて、この世界が世界、時代が時代である。

 この本を読んでいるものの中には、『賞金稼ぎ』または『組織所属者』になりたいと思っているものがいるだろう。

 もしくは、一人で『世界の統轄者(レイン・ルーラー)』になるという者もいるかもしれない。

 悪い事は言わない、止めておいた方がいい。

 この世界には余りにも多数の強者が存在する。

 夢屋=ジャスティス、右左 ぴょん太郎、冬馬 帯刀、アルタガイア、
 斯波 蔵之助、流水 武彦、白峰 虎介、氷室 秋水、アンセスタ、そして氷鬼ティノス。

 組織に属していないものでもこのように多くの強者がいるのだ。

 しかも彼らはほんの一部の者である。

 悪い事は言わない。

 己が最強と堂々と言える者でなければ、どちらの道も進めは出来ない。




 ――――――後略――――――







 『ジョー・ディヴィルの本:高位賞金首羅列の書』の文中より一部抜粋