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―――――― 所変わって、ここは古の城。
三人は歩いている。
長い。とにかく長い。
どうやら、さっきのだだっ広いジェライス山の山頂ほぼ全ての面積を地下として使っているらしい。
「このまま進んで、一番奥にある扉の向こうがデュークさんの部屋ですよ。」
不安そうな雷太に、健が説明した。
「へぇ〜、・・・・・・・・・・・・?・・・・・・あれ?誰かいる・・・。」
まだ小さくしか見えないが、広間の真ん中を人が歩いている。
白髪と思えるほど超薄青髪の、子供ぐらいの背の者で、料理の乗った銀色の手押し車を押しているようだ。
進行方向は雷太達と同じである。
「・・・あ、『啓太』だ。お〜い、啓太〜。」
D・Jがその者に呼びかけた。
呼びかけられた子供は立ち止まり、無表情で振り返った。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
何もしゃべらない。
その内雷太達が啓太に追いついた。
「雷太さん、彼もここの住人『銀 啓太』(しろがね けいた)さんです。
啓太さん、こちらがお客様の龍 雷太さんですよ。」
健が二人をお互いに紹介する。
啓太は何も言わず、相変わらず無表情で頭を下げた。愛想の欠片もない。
完全な白に近い長青髪に低い背、つぎが肩袖部分に入った和服に、袴を着ている。
ちなみに和服と袴も殆ど白に近い青だ。
「ど、どうも・・・・・・。」
雷太は少々引きながら挨拶を返した。
D・Jが啓太に質問する。
「啓太ぁ、それ何を運んでるの?」
啓太はゆっくりとデュークの部屋の方角を指差した。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・食事。」
ぼそりと、無愛想に答える。
「へぇ〜、じゃあ俺たちも同じ方向だし一緒に行こうか。」
啓太は無言だ。同意と見なして良いらしい。
4人は再び歩き出した。
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