「答えは簡単じゃ、儂は超自然系(サーネイトラル)の能力者じゃからのう。」
「超自然系!?」
超自然系は長い能力の歴史上かなり珍しい。
他の系統が数多有るに大して100は越えていないらしいのだ。
雷太も、指で数えられるぐらいしか会った事が無い。
《尤も、ヴァンや同組織のアカマルとかも其れ何で驚愕って程じゃ無いけどな。》
「うむ、『酒−パーティアラルラ−』。
体を自在に酒と化す能力。
つまり年も取らないし服も自由自在なのじゃよ。」
「僕は普通に着てるけどね・・・。」
ヴァンが言った。
「へえ・・・、便利だなあ・・・・・・。
ん?年を取らない?」
「何じゃ知らぬかったのか?
超自然系の能力者の体は自然。
望まぬ限り年は取らぬよ。
ヴァンだってもう157歳じゃぞ?」
「ヴァンさんが若く見えるのって超自然系だからだったのか・・・。
てっきり何かの魔族で年が表に出難いのかと・・・・・・。」
「僕は生まれた時からこの能力持ってたから
正直どっちか分からないけどね、とりあえず157歳は本当だよ。」
「うむ、儂は1000歳じゃしな。」
「せ、1000歳!!?」
「其れはまた意外な・・・・・・。」
流石の黒木も此れは意外だった様だ。
「まあ見た目じゃ分からんしのう。
此れでも儂はブラックメンの第二期メンバーじゃしな。
さて、儂の話は此れぐらいかの?
そろそろヴァンの話も聞かないと萎びてしまうじゃろうて。」
「何が!?
・・・・・・・・・気を取り直して、
何が聞きたいのかな?
答えられる範囲だったら何でも答えるよ。」
「じゃあ、まず一つ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「ヴァンさんが、何故闘っているのか。」
「・・・・・・なる程。」
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