「よ、酔ったのか!?
  大丈夫か雪花!?」

 《格闘・・・家・・・?酔拳・・・・・・?》

 「ま、まさか此れだけの量で酔われるとは・・・。
  御一緒した事は無いですが、
  長谷川さんは確か酔拳使いの格闘家じゃあ・・・?」

 《言うな!もう何も言うな黒木!》

 と、突然雪花の目がぱちっと開いた。

 「うわ!?びっくりした!
  ・・・・・・だ、大丈夫か雪花・・・?」

 「ふ・・・・・・ふふふふふ・・・・・・。」

 「せ、雪花!?」

 「ふふふははははーはっはっは!
  有難よ副総長に五番隊隊長!これで中に入れるぜ!」

 そう言うと雪花は入り口の扉を蹴破り笑いながら中に突撃して行った。

 「・・・・・・あれ、分厚い鉄の扉だよな・・・?」

 「はい・・・、しかし随分と人が変わりましたね・・・。」

 「・・・・・・・・・・・・今度から雪花に酒を出すのは止めよう・・・。」

 「・・・・・・了解です。」

 二人はとりあえず壊れた入り口から中に入った。





 ・・・・・・ガチャリ



 辺り開けし草原の真ん中。
 何も無いはずの空間が突如扉の様に開き二人の者が現れた。

 「さあ、此方です参りましょう。」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん・・・。」

 一人はヨハネス司祭、もう一人は男の子だ。
 男の子は元気が無い、当然だ、両親を何者かに目の前で殺されたのだから。

 やがて二人は大きな修道院へ辿り着いた。

 「如何ぞ、此れから此処が貴方の家・・・・・・おや?」

 「・・・・・・!?う、うわああああああ!!?」

 惨状。

 扉を開けた先は血と硝煙の臭いしか無かった。

 眼前に広がるは死体、死体、死体・・・子供達の死体。

 犯人は二人、手には高性能な銃。

 「此れは此れは・・・・・・。」

 ヨハネス司祭は何を思ったか丁寧に会釈した。

 「ようこそいらっしゃいました。
  其れで、何用で御座いましょうか。」



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