第158話 “親七光りな馬鹿息子”




 アーサー・エクシア・ペンドラゴン

 『陽気な街:エクセス』を治める街長

 彼の敏腕のおかげで街は発展し、

 組織大戦が再開した現在もこの街は平和である

 と、言いたい所だがそれは実は引退したはずの

 前街長ウーサーの所業によるものらしい

 話によるとアーサーは全てをウーサーに任せ、

 自分はというと好き勝手に贅沢をし遊び歩いているそうだ

 その為平和な毎日に感謝はしつつも、

 彼に不信感を抱いている街民は少なくない

 こうまで書くと事実とはいえ酷い中傷に見えるが、

 何とアーサー本人がこの様に書けと依頼してきた経緯がある

 自らの愚行を進んで世に晒す謎の行為

 果たして彼は一体何を考えているのだろうか







 『ジョー・ディヴィルの本:著名人(あ行)』の文中より一部抜粋