「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 4人が穴を開け様と格闘する中、二人の剣士は互い睨み合う。

 壁に遮られる中、そう離れず。

 「・・・・・・・・・邪魔が入った。」

 「そうだな、・・・今回は引き分けってところか。」

 ヴェルサスは刀を抜きクロの眼前に突き付ける。

 「必ずだ・・・!」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 「いずれ必ず、決着を付ける!
  それまで首を洗って待っていると良い・・・!」

 「・・・・・・ああ、楽しみにしてるぜ。」

 「・・・・・・・・・・・・・・・ふん・・・。」

 ヴェルサスは踵を返し砂猛る向こうへ消えて行った。

 やがて透明な壁は自然に消える。
 最初からそういう意図で落とされた壁だった様だ。

 「引き分け・・・・・・・・・か・・・。」

 クロが視方を違う事無く呟いた。
 その右膝からは未だ血が流れ続けている。

 「クロ・・・・・・・・・。」

 「魔軍の全滅、シド・ヴェイン、そしてヴェルサスとシヴィウス。
  ・・・・・・今回は・・・、俺達の完敗だ。」

 「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」」」」

 静まる中、一陣の砂塵が吹き荒れた。

 まるで、今後の戦いを表すかが如く。



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