「暴れていますねえ・・・。」

 砂嵐が吹き荒れる中、男が言った。

 真っ白な服にマント、それに非常に高いシルクハットを被っている。

 「お楽しみになるのは構いませんが、こちらにも事情がありましてね。」

 そういう彼の衣服には全く砂が付いていない。

 「アークさんを連れて来なかったのは正解かもしれませんね。
  ・・・・・・・・・・・・フフフ。」

 砂嵐が・・・・・・、彼を避けている。









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