「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「クロ・・・・・・。」
「全く予想外の事態・・・。
・・・・・・やられたな・・・・・・・・・。」
クロは眉を顰めている。
口には出さないが相当の嫌悪感を感じているらしい。
意を決して攻め様とした組織が何者かに全員惨殺されていたと知れば無理もないかもしれないが。
「・・・・・・五手に別れるか・・・。」
「クロが言った。」
「全員散るの?」
海里が聞く。
「・・・・・・・ああ、この状況だと生存者は考え難い。
ならば全員で散って何か襲撃者の手掛かりを見つけた方が良いだろう。」
「・・・分かったわ。」
「では何かあれば無線で連絡してくれ。
俺はこっちを調べてくる。」
「分かった。」
「了解です。」
「は〜い!」
「・・・・・・・・・・・・。」
皆それぞれに散って行った。
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