「さて、手紙だが・・・。」

 「何と書いておる?」

 『(前略)
  拝啓、氷上=P・クロ様。
  先日の御手紙如何も有難う御座いました。
  悪を清める組織行動を再開されると有り、私も非常に嬉しく思います。
  つきましてはまず其方に陽月さんを送り、私も後に参上致します。
  不躾で申し訳も有りませんが、宜しく御頼み申し上げます。
  草々
  新山 美里』

 「・・・・・・えらく丁寧だな。」

 「一応教師だしの、手紙には五月蝿いんじゃろうて。
  しかし悪を清めるとは・・・・・・。」

 「むしろ俺達が悪なんだがな・・・。」

 「しかし何故儂を・・・。」

 「考えられるのは・・・・・・、
  日頃の復讐か・・・、厄介払いか・・・、面倒省きかだな。」

 「なっ・・・!?ぜ、全部悪い事ではないか!?」

 「図星だろう。」

 「うう・・・・・・。」

 「とにかく良く来た歓迎するぞ。
  時期に皆来るので家で待っていると良い。」

 「ばっ!?やっやめ触れるな!?
  適格者以外が触れると力が・・・・・・抜け・・・・・・・。

 陽月を手に持ちクロは家に入っていった。



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