第124話 “武牛バルロクス”




 「良い?ちゃんと演出するのよ?」

 「・・・・・・分かった。」

 「・・・・・・通信機が取られたら壁を壊して出るの。相手はそれですくむから。」

 「気は進まぬがな。」

 「・・・あら、演出は大事よ?そう言わないの。」

 「・・・・・・・・・強いのか?」

 「・・・・・・ええ。」

 「そうか・・・。」

 「あ、でも黒髪の男は殺しちゃ駄目よ?
  あれは私の得物なんだから・・・・・・。」


 「・・・・・・善処しよう。」







 少し前の輝夜姫とバルロクスの会話