「何って・・・・・・充電中に漏電しただけなんだが・・・。」

 「じゅ、充電!?」

 「俺の特殊能力が『フルバトルフレイム』だけだとでも?
  俺の特殊能力の一つ、『ライトニングスフィア』。
  体から電気を発生させる能力・・・。
  伝説の神獣『麒麟』の特殊能力だ。」

 「馬鹿な・・・・・・貴殿本当に人間か!?」

 「うるさいな、それ結構傷つくんだぞ?
  しかし反応から察するに・・・・・・はっは〜ん・・・。
  お前雷や電気が弱点だな!?」

 《誰がどう見ても最早そうだろ・・・。》

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
  (・・・私は炎や衝撃に強い分、多少機械仕掛けなので電気はまずいのだ・・・・・・。)
  何者・・・?純粋な人間が特殊能力を持っているなんて聞いた事が無い・・・・・・。

 「おい雷太、ちょっと聞け。」

 「何だ新太郎?
  俺は今相手に色付けて弱点探すところなんだよ。」

 「こいつらの弱点・・・・・・雷だ。」

 「へぇ・・・・・・なる程!」

 魔法鎧騎士が格闘鎧騎士と合流した。

 「バレたか・・・。」

 「済まぬ兄者・・・。」

 「仕方ない・・・、最早我等突っ込むのみ!!」

 魔法鎧騎士は剣を構え、格闘鎧騎士は拳を打ち付けこちらへ向かってくる。

 「弱点も割れたし・・・・・・、いくぜ雷太!」

 「おう、新太郎!」

 「まずは俺から・・・・・・、
  雷拳・・・・・・閃!!」

 「「ぐあっ・・・・・・!!」」

 鎧騎士達は拳で吹き飛ばされた。

 恐ろしい程に電気に弱いらしい。

 「終わりだ・・・・・・!
  高等雷魔法『窒息する大雷撃(ケツァクァトル・サーフェケイト(quetzalcoatl suffocate))』!!!」

 巨大な鳥の形をした雷が一羽ばたきした後、鎧騎士達へ突進する。



 バリッ・・・



 「「ぐあああああああああ!!!?」」

 鎧騎士達は力なく地に倒れ伏した。

 「やったな。」

 「ああ・・・、俺達の勝ちだ!」



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