当然再生するのだが・・・・・・。

 「・・・ バカナ ・・・ ・・・ ! ?」

 合わない。

 微妙にずれている。
 まるで線一つ分ぽっかり無くなった様な・・・。

 「ライトソード・・・・・・って言うのかな?」

 デュークが小さな棒?のボタンを押した。



 ブゥンッ・・・!



 機械の柄から光の刃が出て来た。

 「最近ようやく開発出来たのさ。
  もっとも、光を収束させているだけなんだけど・・・。
  焼けて空気分散したら流石に再生出来ないでしょ?」

 デュークはライトソードを構えた。

 「流石デュークさん!
  ・・・・・・・・・じゃあ僕も・・・。」

 ヴァンは静かに右腕を引いて構えた。

 向かって来る鋼鉄騎士の目の前から一瞬で消える。

 「流星我流・・・・・・、
  四天宝神朱雀・・・・・・滅!!!」

 上空より圧倒的な勢いの拳で叩き潰した。

 地が割れ、砂煙が嵐が如く舞う。

 鋼鉄騎士は跡形も無く消えてしまった。

 《余りの拳圧に四散したようです。》

 「さて、これで大分消えたね。」

 「ええ、あと少しです。」

 「「来なよ、お山の大将さん。」」

 「・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 。」

 敵陣の大将、色の違う鎧。

 彼はようやく立ち上がった。



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