第118話 “ヴァンwithデュークVS.鎧騎士団”


 「あ〜・・・くそっ!!」

 何処かの廊下で二人組みの一人を悪態をついた。

 「あの馬鹿女共が!」

 どうやら『エンシエントレジェンズ』の会議で参謀と呼ばれた者らしい。

 「状況も理解せずに下らねえ話しやがって!
  だから女は嫌いなんだ!時間の使い方が杜撰過ぎるんだよ!!」

 どうやら相当に憤慨しているようだ。

 「御前もそう思わねえかとっきゅん!?
  女何て此の世から消えちまえば良いのにな!!?」

 「はあ・・・・・・。」

 返事をしたのは実に美しい容姿を持つ者だ。
 道で10人が10人振り返る美人と言っても過言ではない。

 「あ〜、悪い。御前は答え難いわな。」

 「否、良いのですが・・・。」

 「太郎様も本当は分かってんだよ。」

 「・・・・・・・・・・・・。」

 「ただ頭領としてのと、組織としての面目を潰さない為に増援を送らないだけだ。」

 「バルロクスの洞窟は・・・・・・突破されると?」

 「十中八九な。
  相手は『剣の覇王』だぞ?敵うわけが無え。
  第一あそこバルロクスしかいねーんだぞ?」

 《あれ?鎧の騎士は?》