「こいつらが言うからにはそういう事だ。
  むしろ俺達が邪魔になるだろうからな。」

 「そういう事♪」

 「は、はあ・・・。」

 「行くぞ!」

 クロが左の通路に向かって走り、雷太と新太郎が慌てて後を追った。

 「ん〜・・・行ったねえ。
  でも良かったのデュークさん、ここに残って?」

 「良いの良いの。
  ちょうど僕『も』暴れたかったしね。」

 「なる程、思いは同じって事ね。」

 「殆どね、今から起こる事は少し刺激が強いからね。
  ・・・・・・・・・・・・特にらいぷ〜達には。」

 ヴァンは腕の骨をならした。
 デュークは白衣に隠れた腕を少しいじる。

 「もちろん、本気で。」

 「世界を狙う男を支える者が躊躇してちゃ駄目さ。」

 「トキ ジュク セリ !」

 数百の鎧の騎士が一斉に各々の武器を構えた。

 「カカレ シングン セヨ !
   敬意を表して皆殺し。」

 「「来い!!」」

 数百VS.二。

 互いに地を駆け激突する。



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