「・・・・・・そろそろじゃないか?」

 クロが時計を見て言った。

 「窓開けて見てみろ。
  うるさいやつらが来るぜ?」

 「・・・・・・・・・・・・・・・?」

 言われるがままに雷太は部屋の窓を開ける。

 「・・・・・・・・・ん?」

 「どうした?」

 「門の方に・・・・・・誰かいないか?」

 「・・・・・・・・・いるな。」

 雷太と新太郎が見る先、門の所に2人の者が立っている。

 と、どうやら入ってきたようだ。

 良く見ると言い争いをしながら来ているようだ。
 声が大きいらしくここまで聞こえてくる。

 「消すぞコラァ!!」

 「そっちこそ蒸発(け)すぞコラァ!」

 何だか・・・・・・尋常でなく仲が悪そうな・・・。