「とりあえずそんなところや。
  面白いとは思わへんか?」

 「・・・・・・・・・で、何があって何がいるんだ?」

 クロが聞いた。

 「お前がこの時期に薦めるって事は、
  それ相応の報酬と敵がいるんだろ・・・?」

 「せや。」

 一瞬沈黙が落ちた。

 「あるのは・・・・・・『通信機』や。」

 「通信機?」

 「何処とのだ?」

 「知らん。」

 「・・・・・・・・・?」

 「『通信機』があるっていう情報しかなくてな。
  ただし最新の噂情報やから先取りは出来ると思うで?」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 「何処と繋がっているのかも分からない『通信機』。
  奪ってみるのも面白いとは思わんか?」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何処だ?」

 「ん?」

 「何処の組織がいる・・・?」

 そう、それが問題だ。
 例え『通信機』が良くても相手が雑魚じゃ話にならない。

 「ん〜・・・、きっとあんさん等も喜ぶと思うで?」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 「『伝説組織:エンシエントレジェンズ』や。」

 「・・・・・・・・・ほう・・・。
  確かに、面白いじゃねえか。」



  ←いっこ前へ

  ←小説選択へ。