「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 考えた事もなかった。
 自分とクロは会ったときからタメ口だった。
 それを当たり前だと思っていた。
 まるで古くから知っていた友人のような・・・・・・。

 「そういえば。」

 新太郎が思い出したように言った。

 「ん?」

 「クロさんと初めて会った時も何かおかしくなかったか?」

 「そういえば・・・・・・。」

 そういえば新太郎に誘われてヤイバ島を出、
 ここへ来た時、初対面の俺に向かってクロは・・・・・・。




 龍 雷太か・・・・・・。・・・久し――――――




 〜♪〜♪♪♪〜♪♪



 「悪い、携帯だ。」

 新太郎は携帯を取った。

 「はい・・・・・・、ああ、クロさん。
  ・・・・・・え?・・・分かりました、すぐに行きます。」

 「どうした?」

 「クロさんから呼び出しだ。
  もちろん、お前もな。」

 「他に何か言ってたか?」

 「・・・・・・行く場所が・・・決定したそうだ。」

 「へぇ・・・・・・そりゃあ、早く行かないとな。」



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