「あのさ、クロとその『お客さん』って一体どの部屋にいるのかな?」
「ああ、それなら『応接間No.4』だってクロさんが言ってましたよ?」
「なるほど、ありがとう。
・・・・・・じゃ、俺は行くね?」
「・・・・・・あ、あの・・・。」
レインが何か言いにくそうに声を掛けた。
「ん?どしたの?」
「・・・私も最後にお頼みしたい事があるんですけど・・・・・。」
「・・・?何?」
「・・・・・・もし良かったら啓太君の現在の居場所を魔法で調べてはもらえませんか・・・?」
「ああ、なるほど・・・・・・良いよ!」
「本当ですか!?ありがとうございます!」
レインは頭を下げた。
「うん。・・・じゃあそっちの壁の方を見てて?」
「・・・・・・・・・?」
「その壁に地図を魔法で出すのさ。」
「あ、なるほど。」
「・・・・・・さて・・・、
大地魔法『電探地図(レーダー・アトラス(radar(radio detecting and ranging) atlas))』!」
ヴンッ
一瞬で壁に大まかな地図が現れた。
「あ、ここ地下3階だったんだ?
・・・・・・ってなんじゃこりゃあ!?
大まかなのに滅茶苦茶入り組んでるなあ・・・。」
「す、凄いですね・・・。」
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